かつてフジテレビの看板アナウンサーだった近藤サトさん。
現在は完全なるグレイヘア。
その変貌ぶりにはネットも騒然としました。
なのに、人気は上がる一方・・
気になって調べてみました!
近藤サトさん、老け見えがハンパない!!
「若くて美しい」が当たり前。
そういう目で見てしまうアナウンサーとして
本当に大胆な選択をした近藤サトさん。

近藤サトさん 53歳(2022年4月現在)
引用:ORICON NEWS
グレイヘアと生きることを決め、
それを決行し、
老けた
劣化した
というネットの声が鳴りやみませんでしたよね。
たっぷりとした白髪には、黒髪のような艶はなく、
広い額と目尻のシワも相まって、すっかりおばあさんという印象です。

どこかのお茶の先生みたい・・53歳
引用:WENDY-NET
筆者も初めてグレイヘアの姿を見たときには、
失礼ながら「え??誰この人??」と思い、
某番組に出ている川柳の先生かと思ってしまいました。
実際に、老け見えについていろいろ言われたそうですが、
ご本人は「それがリアル」と、受け入れてから決行したそうなので、
あまり動揺はしなかったとか。
しかしながら、
グレイヘアにして初めて出演した番組では、
他の共演者たちは皆、目を背けるようにそこには触れず、
たった1人、坂上忍さんだけがコメントしてくれたそうです。
そんなのって、なんだかかわいそう・・
予想の範疇だったそうですが、それってちょっと寂しいですよね。
近藤サトさん、老けたのに魅力マシマシ!!
そんな近藤サトさん。
実は、グレイヘアにしてからの方が仕事が増えているんだそうです!

白髪染めを欠かしていなかった頃の近藤サトさん
引用:dailyニュース
それまでも、
フリーアナウンサーとして母校で講義をしたり、
ナレーションを担当するなど、
安定した、定評ある仕事をされていましたが、
グレイヘアにしてからは女性ファンが急増!
地方で行われる講演会などにもしょっちゅう呼ばれるようになり、
「グレイヘアと生きる」
という本まで出版されています。

グレイヘアにすることが、一冊の本となる重さなんです。
引用:Amazon
老け見えからの魅力増・その理由は?
①本当はみんな白髪染めをやめたい?!
近藤サトさんのもとに寄せられる声の多くに、
白髪染めをやめたいのだけれども、やめられない
というジレンマを抱えた女性たちの気持ちがあるそうです。
実際に若い頃から白髪に悩み、
20代・30代から白髪を染めはじめる女性も少なくないとか。
一度染め始めると根本との差が大きく出るため、
延々とやり続けなければなりません。

月に1度は当たり前、
さらに根本はすぐに伸びますから、
ホームケアでごまかしたり、
毎朝毎朝スプレーでカバーしなくてはなりません。
この労力のなんたるや。
本当に大変です。
それなのに、なんで白髪を染め始めるの?
という素朴な疑問。
ここに正直に向き合い、
自分を自由にしてあげたのが近藤サトさんなんです。
②きっかけは東日本大震災
もともと近藤サトさんも、
前述のような若白髪に悩んでいたお一人。
20代から白髪染めを繰り返していたそうです。
日本の社会では、
女性というのは美しくて当たり前、
「若々しい」というのが暗黙のルール
それを満たしていなければ、社会の中で不利になる・・
そういう傾向があります。
近藤サトさんも、その暗黙のルールを受け入れ、
一生懸命「若く」美しくいようとしていたそうです。
だから、あまりに大変な白髪のケアも頑張っていた。
白髪染めは常にストックしておいて、
本来の自分の姿をだましながら、
気の抜けないチェックを怠らなかったそうです。
ところがある日、東日本大震災が起きました。
近藤サトさんも慌てて避難具を準備したそうなのですが、
そんなときでさえ、食料や医薬品と一緒に、
真っ先に入れたのが白髪染めだったそうです。

そんな自分の行動に驚いたといいます。
こんな時に何やってるんだろう・・
命がけのときに白髪染めなんて・・
と、自分の価値観がゆらぎ、
そこから真剣に、まっさらな自分で生きることを
考えはじめたそうです。
③白髪染めをやめて、自由になった!
近藤サトさん曰く、
白髪染めをやめるというのは
ものすごくエネルギーのいることだったそうです。
老けて見えるからやめて
君はまだそんなに大御所じゃない
といった言葉が向けられ、
周囲の理解というものを得ることができなかったそうです。

グレイヘアにして、心が自由になったとか
引用:中日新聞
家庭でも、職場でも反対され、準備にはかなり時間がかかったとか。
そう、白髪染めをやめるというのは、準備が要る!ものだったんです。
その期間はなんと数年!
髪がすっかり伸び切り、根本との境目がなくなるにも
そのくらいの時間はかかりますし、
なんといっても周りが求めてくる「美」への要求・・
その間、自分と向き合いながら準備を進め、
覚悟を決めてグレイヘアで生きることを決めた
というほど重いもの。
女性にとっては「若くて」美しい。ではなくなるというのは、
自分の生きる社会を変貌させるほど大きなことなんですね。
そのしがらみをとりはらい、
「若さ」をアピールする美しさから、
「今のリアル」をさらけ出す生き方に変える
そうすることで、自分がとても自由になったそうです。

グレイヘアにしてからは好反響の嵐!!
引用:朝日新聞
その後は、グレイヘアにする前よりもいきいきと、
心が楽しくなったそうです。
それがもとで、老け見えにもかかわらず
より輝きを増したようなんです!
まとめ
見た目の美しさよりも、
自分がどうありたいか、
自分の心がどんなであるか
これがとっても大事なんだと示してくれた
近藤サトさんのグレイヘアなんですね!
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